[雑記]重複。

2006/12/29 金曜日

……本日BBB短編集(3)を購入し、微妙に微妙な感じの御月ですこんばんは。
タイトルが……タイトルがモロ被りしてるんですが……。しかも、昨日の小話。
割合よくありふれたものだとは思うのですが、タイミングがタイミングなだけに、なんだか微妙な感じです。他の人にとっては些細なことかもしれませんが、なんかこう……ね?
……ま、いっか。

 

さて、昨日の小話についていささか解説を。
タイトルに書き加え忘れてましたが、大陸記登場のハルキちゃん&瑪瑙の話です。着想はBUMP OF CHICKENの「K」から。
黒猫→瑪瑙(瑪瑙くんは黒猫さんなのです)、という非常にストレートな連想から。話の時期的にはいつぐらいだろう? とりあえず、サキくんが走り回っている時期だというのは間違いないとは思うのですが。
プレイヤーのるりちゃんには無断で申し訳ないのですが、この話の中のハルキちゃんは、ジェーフィックス老人の推薦で、学院に精霊魔術学科に通っているという設定になってます。いつか母親と再会したときに、ちゃんと成長しているよと言えるように。あるいは、少年から青年へと脱皮しかかっているサキくんへの対抗心かな? ひとりで大人になっていくサキくんに、置いていかれたくないという微妙な心理とか。
あと蒼海亭でバイトってのも。広場でヴァイオリンを弾いて、お金を稼ぐというのは出てましたが、冬場ですし女の子は危ないということでアルキオーネが引っ張り込んだということにしてください。いやでも実際、15歳の美少女が街角で音楽やってると、危ないとは思うんだよなー。

本編の行動には出ていませんけれど、ハルキと瑪瑙は共依存の関係だと、御月は思っています。ハルキは瑪瑙が居るのが当たり前で。たまにひどい目に合わされたりするけど、瑪瑙にとってもハルキと一緒に居るのは当たり前で。
けれど、それが「違う」のだと気づいたときからが、ハルキちゃんの本当の、大人への一歩なんじゃないかな、と思います。じゃないと、将来サキくんと一緒になっても、うっかりするとサキくんより瑪瑙のほうを優先しそうだしなぁ。(笑)

 ちなみに、没案のほうでは、煮詰まったハルキちゃんは部屋を抜け出して、食堂に居たアルキオーネに人生相談を持ちかけたのですが…どっちがよかったのかなぁ…?

[小話]いつか来るその日のために。

2006/12/27 水曜日

「……瑪瑙、わたしを置いていかないでね」
 できるだけ普通に。なんでもない雑談の続きのようにさりげなく、軽く言うつもりだったのに、唇から滑り出た声はハルキの意思を裏切って、頼りなく震えて響いた。眠気に引きずられているのか、三日月よりも細くなっている瑪瑙の両目が、なぁに、と問うようにさらにゆったり細められる。
 いつもは、瑪瑙の問いを待つまでもなく、自分のほうからあれこれ話していた。どんな出来事があったか、何を見て、何を感じたのか。あらゆる事象を共有するかのように何でも話していたのに、今日感じたことだけはまっすぐ話せそうになかった。
「……ゴメン、なんでもないの。おやすみ」
 緊張のためか、口の中が変に乾いているような気がする。うやむやのまま強引に押し切って、ハルキは頭のてっぺんまで毛布の中にもぐりこんだ。不可解なハルキの態度に、瑪瑙はひとしきり「変なの」などとぼやいたが、睡魔には打ち勝てなかったらしくすぐに声は聞こえなくなった。毛布の上からハルキに寄り添うようにして丸くなり、やがて静かになる。
 は、とハルキの唇から溜息が零れた。
 本当は、なんでもない、なんてことは、無い。ものすごく聞きたいことがあった。できることなら、今からでも瑪瑙をたたき起こして、本当のところを聞きたい。
 ……それができないのは、自分の中にある恐れのせいだ。問うのは簡単だけれど、そうして帰ってきた答えが望まぬものであったとき、自分がきちんと受け止められるか自信が無かった。聞きたいけれど、知りたいけれど……知りたく、ない。
(瑪瑙)
 ハルキにとって瑪瑙は、ただの使い魔では無い。『苦楽を共にする』なんて通り一遍な文句では表せないほど、ずっとずっと一緒に生きてきた。家族という言葉でも足りない、まさに半身としか言いようの無い存在だ。空気のように、世界に満ちる精霊の力のように、在るのが当たり前。
 けれど、現実問題として、ハルキと瑪瑙は間違いなく『別の生き物』だ。ふたつでひとつの生命体ではない。今まで改めて考えたことなど無かったけれど、それが現実だ。
(瑪瑙、いつまで傍に居てくれるの)

 

 ハルキの毎日は、慌しいけれど充実している。
 もともとミザールの国立学院の授業料は他国に比べ格段に安いらしいのだが、ハルキはそれを免除された上に、奨学金の支給まで受けている。成績が悪くなれば奨学金が打ち切られるかもしれないし、第一推薦してくれたジェーフィックス老人に対して申し訳ない。そのため、毎日の予習復習は欠かせないし、苦手な理論構築なども、周囲より時間はかかるけれどハルキなりにじっくり取り組んでいる。
 蒼海亭から学院に通って、イリスの所でヴァイオリンを習って、戻ってきたら蒼海亭の食堂で、アルバイト代わりに客の求めに応じた曲を弾いて。くたくたになるし、一日があっという間に過ぎるけれど、そのどれもが『ハルキのやりたいこと』だから、疲れるけれど楽しい。
 そうして、今日もイリスのもとでヴァイオリンを教わっていたときのこと。休憩していた時に口の端に上った、他愛の無い雑談がきっかけだった。最近皇城内で流行している歌の中に、人の友を持つ黒猫の歌があるという、ただそれだけの話。
 けれど、ハルキにとって、『黒猫』は瑪瑙のことに他ならず……水に落とされた小石のように、それはハルキの心を波立たせた。
 ハルキの記憶の中には、何時だって瑪瑙が姿がある。物心ついた時から傍に居て、それはこれからも変わらないのだと、何の疑問も持たず当たり前のように思っていた。
 けれど……瑪瑙は、猫だ。人間ではない。そして、ハルキが幼い頃から一緒に居るということは、それだけの時間が経った、ということだ。
 ……普通の猫ならば、老衰でいつ息を引き取っても不思議ではないほどの、時間。
 『使い魔』という存在について、ハルキは実のところ良く分かっていない。どのようにして瑪瑙が使い魔となったのか。なぜ瑪瑙と意思疎通ができるのか。長い間同じ道を歩いてきていながら、『瑪瑙』のことは知っていても、『使い魔としての瑪瑙』については何一つ知らないままだ。
 必要が無かった、ということもある。ハルキは今まで瑪瑙の存在を必要としていたけれど、使い魔を必要としたことは無かった。瑪瑙が瑪瑙のまま居ればそれでよく、使い魔というラベルはハルキの意識の中には無かったのだ。
 それに、まだ探し当てては居ないけれど、母が居る。瑪瑙をハルキの使い魔としたのも、母で。疑問があれば、いつか出会ったときに聞けばいい……ぼんやりと、そう考えていた。
 けれど、今、応えてくれるはずの母の姿はまだ傍に無く。
(教えてお母さん……)
 自分と魔力で繋がっていて、自分が生きる限りずっと居てくれるのか。普通の猫よりもゆっくり年をとっているのか。それとも、年齢相応に見えないだけで、普通の猫と同じだけしか、生きられないのか。疑い出せばきりがなく、そのどれもに思い当たる節があるような一方で、逆にその何れでもないような気もする。
 何も、わからない。わからないから、覚悟のしようもなく、いつ訪れるかわからない別れに怯えている。
「……はあぁ……」
 もやもやを吐き出すように、一粒の涙とたっぷりの溜息とを枕にしみこませて、ハルキはもぞもぞと体の向きを変えた。とりあえず、明日も朝は早い。できるだけ休息をしっかりとって、明日に備えなければ。
(だって、しょうがないんだもん)
 実際、どうしようもないのだ。疑問をぶつけられる母はまだ見つけ出していないし、他の誰にも聞けない。魔術に秀でた知り合いは多いけれど……『魔法』と一口で言っても、そこに含まれるものはあまりにも多すぎる。魔法の系統だけでも、精霊魔法・工学魔法に死霊魔法と3つあり、そのそれぞれの裾野はとんでもなく広いのだ。尋ねてみたところで、どこまで有用な回答を得られるか、いささか怪しいものがあった。
 それに……長い寿命があるとしても、共にまっとうできるかどうかなんて、ハルキには知りようがない。旅の途中寄った街の中で、このテレストの街は相当治安がいいけれど、それでも小さなものから大きなものまで、事件や事故は怒っている。ハルキと瑪瑙が、いつ、それらに巻き込まれるかなんて、どう足掻いたって予知などできない。
 だから、せめて明日が、今日よりはちょっぴりだけ元気に、瑪瑙と過ごせるように。
 何時の日か訪れるはずの『その日』を、たくさんの涙とたくさんの感謝と……少しの後悔で受け止められるように。
「……おやすみ、瑪瑙」
 口の中で小さく呟いて、ハルキはそうっと目を閉じた。毛布越しに感じられる小さな温もりが、できるだけ長く在るよう祈りながら。

[雑記]諸行無常。

2006/12/26 火曜日

昨日…24日のことになりますが、家を出る直前にビデオデッキに止めを刺してしまい、予定を変えて電器屋めぐりをするはめになった御月ですこんばんは。
ビデオはもともと、調子がすこぶるつきで怪しく、「たまに録画できる」という代物でしたが、普段は録画することはなく、ほとんど再生専用だったので問題はなかったんですね。ところが、家を出る間に放映されるM-1グランプリをどうしても録画したく、無理させたところ電源すら入らなくなってしまいまして。
…どうせだからということで、DVDレコーダーを購入しました。1時間半の間に3軒回って、お買い得品を購入して無事に録画できました。時間も間に合ったし。

 

で。新しい製品を購入すると、説明書を読まずにいじりたくなるのが人間というもの。
ということで、ツタヤに行ってDVD借りてきました。本当はブラックラグーンを借りたかったのですが、なぜか1・2巻は貸し出し中、3~5巻はあるという状況で。最初から観たいんだよ~、ということで、サムライ7を借りました。
映像も綺麗だし音楽も格好いいし。刀での立ち回りが、西洋での剣の戦いよりは、殺陣に近い感じで、かっこよかったです。
CDとかなら個人用にダビングできるんだろうけど、DVDはな~…。動きの参考資料としてよさげな感じでしたが。あれを自力でノベライズとかできたら、相当表現の力があがりそうな気がします。
1・2巻借りたから、続きが楽しみです。

[雑記]蓄積。

2006/12/22 金曜日

デジカメの写真がたまりにたまっている御月ですこんばんは。いい加減、整理してここで紹介しようとは思っているのですが…これがまた数が多い。いい意味で多いのではなく、写真を撮る腕前が下手→下手な鉄砲も数うちゃあたるということで、1回にばしばし撮る→その選別もしなければならず、面倒→その間にたまる、というダメ循環をたどっています。
…猫さんの写真、もっと綺麗に一発で撮れればいいんですけどねぇ…。

 

……話は変わって。
「別れを告げる葬送の鐘」2話をアップして、そういえば50音小話のログもたまってるなぁ、と見直して気づいたんですが……「つ」の項目がありません!
「力づくのKISS」の次が「天然反抗期」になってる……。今の今まで気づかなかったのも迂闊な話ですが。いささか順番が逆になりましたが、「花盗人の罪」の前に書きたいと思ってます。
タイトル何にしようかなぁ…。テーマやタイトルを考えるのは面倒(何しろ直感とか勢いとか萌えとかノリとか、大体がそういうもので構成されていますので)ですけども、これはこれで楽しいものがあります。

[雑記]一杯。

2006/12/15 金曜日

なんかもーあれやこれやでいっぱいいっぱいな御月ですこんばんは。
とはいえ、何の保証など無い自営業ですから、仕事でいっぱいいっぱいなのは、暇をもてあましているよりはいいんでしょうけど………………ZEN-CARTなんて嫌いだー。

 

さて…どうでもいい話。
今日の昼間、寒い中自転車こいでると、通りがかったお寺さんに猫が一匹いました。白黒でわりと見かける奴…のような気がする猫。何してるかというと、お寺の本堂(?)へ続く階段の手すり(木造)でつめ研いでるの。斜めになった手すりの上で、がーりがーり。
……チャンスはどこに転がってるかわからない・だからカメラは常に持ち歩いておけ、という教訓を痛切に感じました。毎度思うんですけど、カメラを持ち歩いているときはそんなに必要としないのに、もっていないときに限って二度とないシャッターチャンスに遭遇するんでしょうね?

 

拍手お返事。
13日8時:ありがとうございます!そういえば長いのって、無色透明な未来を除くとこれが初めてですねぇ…。ヒューゴとクリスの「その後」は幾つも書いてますが、真正面から書くのはこれがはじめてでもあって。ご期待に添えれるようがりがりやりますんで、気長~に待っててくださいね(笑)

[雑記]更新。

2006/12/8 金曜日

ようやく更新履歴に載せれるものができて、ちょっぴりほっとしている御月ですこんばんは。
つっても、連載もので尻切れトンボで…あんまり胸張れないですが。ページ作ってみると意外と長くなかったので、まるっと1話載せました。

タイトルは不吉ですが(最初のほうも微妙)、一応ハッピーエンドを目指していますんでご安心を。
多分、多くの人が考えるであろう「幻水3後のクリス様&ヒューゴ」の、御月なりの解釈です。最初はトーマス背後霊視点でやるつもりだったのですが、トーマスはほら、いろいろと裏事情詳しいからあんまり面白くなくって。結局オリキャラ視点というものになってしまいました。名前考えるの面倒だし、あんまりオリキャラ出すの好きじゃないんだけど、今回はどうもいろいろと…余計な人間が出てしまってます。うーむ。
そういう意味では、これはちょっと人によって好き嫌いが分かれそうです。

[雑記]連載準備中。

2006/12/4 月曜日

50音小話「花盗人(はなぬすびと)の罪」の前にまとめておかないとなー、ということで、現在中篇を準備中の御月ですこんばんは。万年筆で原稿にかきかき・パソコンに打ち込んで推敲&清書に手間取ってて、まだアップできないのがなんともかんとも…。
つか、現在第1話の途中までしか清書できていないんですけど、その段階ですでに37KBあるんですよね。1ページの分量としてはどうなんだろう? 個人的にはスクロールバーがえらいことになっても気にしないんですけど、気になる人は気になるでしょうしねぇ。かといって、やたら短くてクリック数が増えるのもいやだしなー。とりあえず1話だけでも仕上げてから、分割アップするかどうか考えようとは思っていますが……話の流れ的に切るところがまったく無い、というオチになりそうな。それはそれでいいのか?

 

拍手お返事。
11月29日20時:ありがとうございます~! やっぱりワンコっぽいですよね! 確かにふたりは似てますよね~、芯のしっかりしているところとか。や、名前もですけど(笑)
11月30日0時:ちなみに逆のパターンにすると、鈍すぎてお茶に誘われても「今は職務中なので」と素で断るとかしそう。クリス様のほうが警戒心が薄いというか…天然?